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手紙を書こう

デジタル時代のいま、あえて手紙を選ぶ理由

デジタル時代のいま、あえて手紙を選ぶ理由

さいきん、20代の若い世代の中には手紙を書いたことがない人がいると聞きます。

確かに21世紀はどんどんテクノロジーが身近なものになっています。
ここ数年のスマートデバイスの普及で、情報を発信したり検索したりする習慣がすっかり一般化し、紙に文字を書く機会はますます減りました。
パソコンすら使えない?という世代が生まれていると言うのだから驚きです。

スマホがあればメールはもちろん、メッセンジャーや各種SNSを使い、相手とリアルタイムに連絡をとりあうことはいとも簡単に行えます。絵文字やメッセのやりとりで簡単に用件を伝えられる中で、友人とのプライベートのやりとりではメールを使う機会はどのくらいあるでしょうか。

手紙を書く習慣のない20代、30代の方たちは
・「書く」のはデジタルデバイスを通してで、手書きの習慣はない。
・長文のメールを友人に対して送る習慣はない。
二つの意味で、手紙を書くという行為からは遠ざかっているように思います。

年賀状のやりとりもいつしかLINEを通しての挨拶で済むようになり、書くことを強いられる場面もごく限られているようです。

でも、私はぜひ多くの人に手紙を書いて欲しいと心から思います。

それは、以下の3つの理由からです。
1、伝えたいことが整理できるから
2、気持ちをより伝えることができるから
3、手元に形で残るから

あくまで個人的な考えですが、一つずつ触れていきたいと思います。

あえて手紙を書くことの3つの意味

1. 伝えたいことが整理できるから

手紙には形式があると思い少しハードルが高いなと感じている方もいるかもしれません。
字が汚いと恥ずかしいから書きたくないとか、避けたくなる気持ちは人それぞれでしょう。

確かに季節のご挨拶や人生の節目のご報告など、礼儀を重視してお便りを送る場面もありますが、往々にして友人知人とのやりとりはもっと気軽なものです。
ここで手紙と言うものは、便箋でもハガキでも、一筆箋でもメモ帳でも姿カタチは問いません。
前回も少し触れましたが、相手のことを思いながら伝えたいことを言葉で綴っているものです。

基本的には、用件を過不足なく伝えることと読み手が気持ち良く読めるように配慮することが求められると思います。

配慮する、というと抽象的でわかりにくいでしょうか。
でも逆の事例を考えればなんとなくわかるはずです。

・構成にメリハリがない
・一文がやたらと長い
・主語や物事の時系列が混乱している
・その人らしくない言葉遣いで言いたいことがわかりにくい

このように自分が読み手だとしたら
「せっかくもらったんだけど、何が言いたいのかよくわからないし、読みにくいな・・」という感想になるのではないでしょうか。

書きなれていない人は、こうした点で失敗しがちです。
練習が足りなければもちろん仕方がないこと。
少しずつでもその機会を増やしていけば、だいぶ変わっていくはずです。

今回のメインの用件は何なのか、そしてどんな構成で伝えていくか。

手紙を書くときには、これらを意識する必要があります。
つまり、大事なポイントを頭の中で整理して書き出す良い練習になるのです。
繰り返していくことで、必ず書く力は身につきます。

後日また触れますが、ビジネススキルの向上にも直結するので、本当にオススメです。

2. 気持ちをより伝えることができるから

手紙を書く習慣がない人が多いということは、裏を返せば手紙を受け取る人も減っているということです。
つまりメールやメッセージを送ればすむことでも、手紙という形にして送ることで、受け取った人に「わざわざ手紙を書いてくれた」という印象が強く残ります。

あざといように思うかもしれませんが、自分のために時間をとって手紙を書いてくれたのだと思えば嫌な気持ちはしないのではないでしょうか。(ストーカーのように一方的な関係では、そうとも言いきれませんが)
そのため、手紙はビジネスでもお客様との関係構築のための大事なツールとされています。
お礼状やご案内状を丁寧に送ってくれる人は気遣いができる人という印象になりますよね。

手紙を送るという行為そのもののインパクト以外にも理由はあります。

二人の間だからこそと言えるような話題に触れたり、相手の好む体裁の手紙を送ったり、やり取り自体がコミュニケーションとなれば、それが二人の距離を縮め共通の記憶となっていきます。

また直接口頭では言いにくいことも、書く言葉が補足できるということもその一つ。
私自身、反抗期に頻繁に衝突していた母から手紙をもらった経験があります。
顔を見れば喧嘩腰で相手の声に耳を傾けたり、思いをしっかり伝えることができず、
お互いに苦しい思いをしていました。
母から想いを綴った手紙をもらい、すぐに素直になれたわけではありませんが、
喧嘩してしまったときは後から一人読み返したり、手紙で自分から謝ったり、
少しずつ変わりました。

あえて言葉にして表すことは本当にインパクトがあるのです。

3. 手元に形で残るから

会話とは違い、手紙は表現物が手元に残ります。
もちろんメールやメッセージも後から検索できるので、後から当時のやり取りの中身を思い出すことが可能ですが、そういうこととは違うのです。

なんというか、手触りの一言につきます。

手紙は書く内容はもちろんのこと、体裁にもこだわることが多いと思います。
そこには手紙に言葉を綴ったその瞬間の考えがそのまま表れています。

誰と手紙をやり取りしていたか。
どんなテーマで、お互いに手紙を書いていたか。
相手もしくは自分が、どんな便箋や切手を選んでいたか。

自分が一生懸命書くからなのか、手紙はなんとなく捨てにくいものです。
几帳面な人ならばある程度まとめて保管しているでしょう。
私もお気に入りの箱に大事にとってしまっていたクチです。

その宝箱を引っ張りだすと、昔の文通相手やクラスメイトとのやり取り、好きな人に向けて書いたラブレター(出していなかったりする)、友達や先輩との青春時代の悩み相談、もう亡くなってしまった親戚からの絵葉書…いろいろな瞬間の自分が顔を出します。
相手は、そのとき自分の身の回りにいてくれた大事な誰かです。

自分が生きてきた足跡を振り返ることができる、当時の匂いのついたままのような特別な存在だと言えるのではないでしょうか。

手紙を書いてみようかなと思ったら

ここまで個人的な考えとして、手紙を書くことの意味について触れてきました。
皆さんはどうお考えでしょうか。

もちろん実際には「書いたことくらいあります!」という人が多いとは思いますが、積極的に日常生活で取り入れている人はさほどいないのではないでしょうか。
それに、いきなり手紙を書けと言われてもいつ何を書けばいいか、最初のとっかかりが難しいかもしれません。

次回は、日常生活で手紙をやり取りをする場面について、具体例をご紹介していきます。
ちょっとした練習になるかも?!と興味がわいたという方は、ぜひ次回もご覧いただけると嬉しいです。

それではまた。