双子育児

大変だけど、やっぱり楽しい双子育児

あっという間に娘たちも3歳になり、少しだけこれまでを振り返る余裕ができてきたのでしょうか。3年間双子を育てた今、私の感じていることについて少し綴らせてください。

子育てなんていつでも「今」が大変じゃないか

双子ママのあるあるだと思いますが、双子と外出していると同年代以上の女性やシニアの方から頻繁に声をかけられます。そんなとき、

「可愛いわね〜!でも、お母さんは大変ね」とだいたいこの二つの言葉はセットです。

はい、確かに大変です。いたわってくださるのはありがたいです。

でも正直な話、私自身は双子しか育てたことがないので、一人の子育てとどれくらい違うかなんて判断が難しいです。「こんなもんかな」と思いつつ、目の前のことを必死にこなす日々。たまにその言葉に違和感を覚えながら3年が過ぎました。

最近では娘たちとも普通に会話ができるようになり、(社会的な意味で)随分人間らしくなったな…と感慨深いものがあります。

そんな今、振り返ると大変じゃない時なんてなかったと思うのです。まだ母親経験3年ちょっとの私が言うのもなんですが、大なり小なり、何かしら課題をクリアにしながら進むのが子育ての毎日なんじゃないかと。

でも、苦労したことを全部覚えてなんていられません。記憶の枠の優先順位は、娘たちとの日々で出会ういろいろな発見や喜び、希望の方が上。ただ毎日を「生きている」だけなのに娘たちの成長の瞬間に誰よりも居合わせることができる幸せ。これは確かに他では得難い経験です。だから、だいたい辛いことは忘れてしまいます。

双子だからといって特別なことではなく、子育て中の方には共感していただけるのではないでしょうか。

二人揃って喘息持ち。入院慣れした3年間

娘たちは二人とも出生時に2000g未満で身長も30cm台の小さい赤ちゃんでした。妊娠中の経過についても以前書きましたが、ヒヤヒヤすることが多くとにかく無事に生まれただけで万々歳!でした。

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1ヶ月健診で次女に見つかった係留脊髄。検査したところ長女にもあることがわかり、10ヶ月の頃には予防的な措置で手術をしました。

係留脊髄:脊髄の脊髄係留症候群のこと。脊髄がある場所に係留(引きとどまる)して神経が引き伸ばされることで神経に何らかの障害をきたす状態。成長するにつれ下肢の動きや排尿・排便コントロールに支障が出る可能性がある。

そのほかにも細気管支炎、肺炎での入院は何回したことか。

ちょっと風邪を引くと呼吸苦の状態になるのはあっという間。RSウイルスやヒトメタニューモウイルスなど、主だった感染症にもかかりましたし、特に次女は毎度症状が重く、だいたい3ヶ月に2回ほど救急外来に走り、その半分は入院していました。

頻繁に救急外来にかかったおかげで「医者に伝えるべき(聞かれるであろう)情報を随分滑らかに話せるようになったな」なんて変なところに自分で感心してしまいます。笑

そうして1歳半のころ、二人とも喘息と認定されました。次女は2歳になってからは熱性けいれんでも入院するようになったため、自宅に喘息の常備薬や吸入器などを置いていつでも対応できるようにしています。

吸入器:オムロン ネブライザー 吸入器 薬剤用 卓上タイプ コンプレッサー式 NE-C28

最近の小児病棟では、兄弟を連れて面会することが許されていないことが多いようです。一人だけ入院した場合は、もう一人は誰か大人がついてお留守番となります。事態が理解できるようになるに連れ、入院させる方も、親がどちらかいない状態で我慢する方も苦しい思いをすることが増えてきましたね。

子どもの成長はゆっくりでも焦らない

「少し身長の伸びが少ないんじゃないか」とか「うちの子は言葉が遅いかも」とか、親っていろいろなことを心配しますよね。

でも、双子と付き合っているとやっぱり個人差があるということを感じざるを得ません。

娘たちは首が座るのがとても遅く、歩くのも遅かったです。一人は8ヶ月くらいでようやく首が座りましたが、横になって上を見ていることが多く、手先の遊びばかりに興じていたのが印象に残っています。いまだに体はとても小さく軽いので、同年齢の子とぶつかって真後ろに倒れ、頭を打ったりもしました。

でも、不思議と私は焦ったことはありません。

なぜって、一卵性双生児の二人でも違うことがたくさんあるから。

「人ってみんな違うよね」と改めて二人から教えられています。

性格上、気にしても仕方がないことはスルーできてしまう方ではありますが「まあもともと小さいんだから仕方ないよ」「もう少ししたらできるようになるんじゃないの」くらいの気持ちで向き合っていて良いのではないかと思います。

成長が多少ゆっくりでも成長すれば結果オーライじゃないでしょうか。医学的な絶対評価や他のお子さんとの相対評価にこだわって不安になることは生産的とは言えません。一緒に過ごすことが多い両親ほど、本人のビフォーアフターの成長をしっかりと見極めることができる存在はないわけですから、その役割に集中したいです。

とはいえ、これからの年齢では何もかも助けてもらえる訳ではないし、できないことで社会的に不利となったり、適切な人間関係構築の妨げになるようなこともあるでしょう。そこは親としてこれまで以上に覚悟が必要だなとも感じています。しっかりと「見て」把握できるように努めていきたいですね。

双子の特殊さに憧れることもある

最初に言った通り、子育ては一人も二人も大変なのは一緒だと思っています。

とは言え、やはり双子だからちょっと特殊なのかな?と思うこともあります。

  • 一卵性双生児でも、顔は結構似ていないし性格も全然違う
  • 放っておくと二人で遊び出す。家に帰らなくていい友達が常にいる感じ
  • 一人が泣いて甘えるときは、だいたい相方が落ち着いている。バランスとってる?
  • その場にいた大人が理解できないことを離れたところにいた相方は理解できる

客観的にみても「双子」ってなんだか憧れます笑。親目線では、

  • 自分は違う意見を持つ他者の存在を早い時期から教えてくれること
  • 会話する遊びが増えてコミュニケーションの力を伸ばすきっかけになること

あたりは双子の特権だなと感じているところです。

相方と比較されやすいため、周囲の目や自分に対する評価とどう向き合うか、強制的に鍛えられるのも双子ならではかもしれません。

双子の母になれたことに感謝

今ふたりは、好奇心旺盛で危ないことややっちゃダメと言われたことをやりたがる3歳児。母が思う「あるべきペース」を無視する二人にイライラして小言を言ってしまうこともあります。

けれど、やっぱり基本的には自分らしく、伸びやかに成長してほしい。

自分を信じ相手を大事にできる、強くてひろい心が育つように、私なりに併走したいと願っています。

もともと子供に興味の薄かった私ですが、娘たちの成長を感じる日々が楽しくて仕方ありません。思いがけず双子の世界に触れることになり、数え切れないほどの経験をさせてもらっています。

これからも娘を一人の人として尊重する姿勢を忘れず、まっすぐ向き合っていきます。

ちょこ