妊娠中に新生活の準備としてミシンを購入した話。以前書いていたと思います。
その後どうなったか…。
なにせロクに使えもしない状態で8万円以上もするミシンを買ったのだから、本当に使えてるの?と思いますよね?
それが…
めちゃめちゃ活用してます!というより、ほぼ洋裁が趣味の人になりました。コロナ自粛でSTAY HOMEだったこの春も、インドアの趣味は毎日を楽しむ強力な武器!
「幼稚園グッズとか、作れる母になるんだ!」と鼻息を荒くする私に「買って満足するやつじゃないの〜?」とかなり懐疑的だった夫は、全く想像できなかったと笑います。
1.妊娠中にミシンを買っておいてよかった
正直な話、ミシンは出産後なら買わなかっただろうと思います。
産後しばらくは四六時中、赤子の世話に追われてそんなものに気は回らないし、暇があるなら眠りたい。悠長にミシンで何を作ろうかしら〜?なんてやってる余裕はありません。
そう、この「悠長」が大事。
妊娠中は色々と気をもむ事もあったし、最終的には28週から管理入院だったのですが、中期、後期の始めくらいは比較的仕事もセーブしつつ、ゆったりとした気持ちで妊婦生活を楽しんでいました。海外ドラマを見まくったり…要は時間があったのです。
後期になるにつれお腹の子が女の子とわかり、双子の女の子のイメージで頭の中はいっぱい。やっぱり同じサイズの女の子がお揃いの洋服着てるだけで可愛いよな〜とか妄想が止まりません。モチベーションも右肩上がり!笑
2.「モノを作り上げた経験」に支えられている
そしてミシンジャパンの師匠の手厚い指導。
基本的な使用法の指導後に一つ好きな作品を作るサポートをしていただけるのですが、作りたいと持参したレシピを見た師匠は「もっと難しいのにしないともったいないよ!」と断言。そして、本の中で一番面倒のように思われた「ロンパース」をイチオシされました。
バイヤス?
スナップボタン?
謎の言葉は出てくるし、直線じゃないところもたくさん。
「えええ?これ作るの?作れるかな…」と言いながら、服を作るってこんな風にいくつもパーツを組み合わせるんだ、と突然リアルに感じたことを覚えています。
しかも、双子に作るからには2つを覚悟しなくてはいけません。怯んだ私を鼓舞しながら、なんと師匠は2つとも作り終わるまでサポートを続けてくれたのです。ごく初期に「ものを作り上げる」ことに集中してやりきる経験をしたことは、今も継続している大きな理由だと信じています。基本の時間枠を拡張して付き合ってくれた師匠には心から感謝しています。
3.創作意欲と上手に付き合う
その後はミシンで作れる小物、洋服、さまざまなものを作りました。
産後もしばらくは余裕がなくてミシンに触ることはできませんでしたが、産後5ヶ月くらいで夏用にキャミソールとブルマのセットを作ったのをきっかけに再開。
0歳のうちは量産することもできず、ポツポツと、ですが。クリスマスにネックウォーマーを作ったのは、実用的(作るのも簡単)で良いプレゼントができたと嬉しかったですね。
ただ、この間結構な量の布を購入しました。しかも材料を買った後に予定を変更することも少なくないからタチが悪い。作るものによって、適当な材質は違います。そのため、初心者はどうしても人に聞いたり自分で買って確かめたりの道を通るのではないかと思います。
でも、そこは「これを買ったから次はこれを作らなくちゃ…」と律儀に自分を追い詰めないよう、創作意欲と上手に付き合うのも大事でしょう。まあ、私は「後々登場機会も出てくるよ」とある程度は勉強料と割り切っています。もちろんなるべく節約、は考えながらですけれど。
4.初心者目線で選ぶオススメのハンドメイド本
今やネットで公開されている型紙もありますし、いや〜色々集めたもんですね。
いくつかピックアップしてご紹介します。
(1)まいにち着る 女の子服 増補改訂版 (Heart Warming Life Series)
今のところ購入したハンドメイド本のなかのNo.1です。シャツワンピースに一目惚れして買ったのですが、全体的に奇を衒わず使いやすいデザインのものばかり。家庭用ミシンでも綺麗に縫えるよう、縫い方のコツを教えてくれます。作りながらスキルアップするようで嬉しいです。
ちなみに、コーデュロイで作ったタイトスカートは既製品みたいと夫に褒められ、ご満悦。
(2)LaLa Dress 踊りだしたくなる女の子の服
ワンピースやカットソー、ショートパンツなど、作った枚数では1位にも引けを取りません。女の子らしいデザインが多いものの、結構普段から使える形が多いので、お気に入りです。ショートパンツを作ったことで、ボトムスは案外簡単なんだと気がつきましたね。
(3)小さな子どもの手づくり服 (日本語) 単行本(ソフトカバー)
既製品とは違う、手作りのニュアンスが可愛らしいです。セーラー襟のトップスやサロペットなど、この年齢の子どもたちだからこそ似合うという形が愛おしいですね。
少し説明が簡潔すぎるので初心者の方には難しいという意見もありそうです。
(4)いちばんよくわかる 赤ちゃんと小さな子の服 (日本語) 単行本
最初に買ったのはこちら。
過程の説明が超初心者の私には少し難しく感じる箇所もありましたが、乳幼児向けに一般的な洋服を作るのに良いと思います。
(5)長く着られる大人服 (Heart Warming Life Series)
用尺の多い大人服。型紙を取るだけでも一苦労で、面倒くさがりの私はなかなか手を出さないのですが、これは名前の通り、年齢や流行と関係なく長く使えそうな洋服ばかり。しかも縫い代付きの型紙がついているので写すのも少しだけ楽!
カットソーを1枚作ってみましたが、簡単でとても綺麗な形でした。用尺の説明と相性の良い生地についても一覧で表示されていたり、合理的なところも好きです。使うのはこれから、という感じなので、とりあえず5位に。
(6)おしゃれが好きな女の子の服 (日本語) 大型本
結婚式に家族でお呼ばれする話があったので(コロナの影響で延期に…)表紙のワンピースが目についたのですが、少し癖のあるデザインも多く、おしゃれ好きのためのこだわりの本という印象です。ワンピース以外にもブラウスやスカートなど、幼児というより小学生ごろの娘向けに作れたらどんなに素敵かしら…と妄想が膨らみます。
まだ作っていないので評価ができませんが、試すのを楽しみにしています。
他にも初心者で悩まれている方がいたら、背中を押してあげたいです。私が手を出せたのだから、やりきる気持ちさえあれば大丈夫と。
3歳の娘は少しずつ好みに違いや主張が出てきて、「これは嫌」と言われてしまうことも出てきました…が、作ってもらうことは好きなようです。なので、くじけずに気に入ってくれそうなデザインを追求しつつ、適度なストレス解消の趣味として続けていきたいと思っています。
ちょこ
brother ブラザー PS202 CPS4204 コンピューターミシン フットコントローラー付
レンタル料金
5,780円 / 3泊4日(税込)
参考販売価格:23,600円
延長料金:300円/日
送料無料/返送料:無料