妊活奮闘記

妊活の第二段階:自分なりにタイミングを極める(第一段階以降、半年間)

35歳を目前に、私はだいぶ焦っていました。
この話題を出すと互いに気まずい雰囲気になるのも毎度のこと。

ちょうど仕事の環境も大きく変わった時期と重なり、誰かに助けてほしいという余裕のない気持ちで毎日を過ごしていました。

とはいえ、半年前に結婚したばかり。
親や兄弟に甘えるのは得意な方ではありません。
そんなふうに追い詰められているなんてカッコ悪いし、キャラじゃない。
こまったことにプライドが高いんです(笑)

実際、年齢はわかっていて結婚したのだから仕方のないこと。
言われたところで相手だって困るだろうなあと思って、ネットを見ては同じような悩みを抱えている人の書き込みを見て暗くなって…と、うじうじしていました。

不妊治療のこと、たいして知らずに病院へ相談に行ってみた

その想いを夫にぶつけるのは互いにとって良いことじゃない。
ある日ふと思い立って、近所にあった不妊治療専門のクリニックを訪れました。
専門家、第三者になら相談できるかも。

どうして妊娠しないのか、理由を教えてほしい。助けてほしい。
その一心で、あまり詳しいことも調べずに行ってしまったんです。

これはあまり良い行動ではなかったと思います。

新しい仕事もやりがいがあり、毎日ハードで、本当にいま妊娠するのが嬉しいことなのか、ふと考える瞬間もありました。
「この焦りは努力しても思うようにならないことへの苛立ちでしかないのでは?」
「本当にお母さんになりたいの?」と不安ばかり。

「とにかく私は辛いの。がんばってるんだから専門的な知識で助けてよ」というこの患者は母になる決心がついていない面倒な、いや横暴なやつだったわけです。

表情の乏しい医者から妊娠の仕組みについて淡々と説明されたとき、感情が溢れ出し、泣き出してしまいました。

「妊娠の仕組みではなく、どうして私が妊娠しないのかを知りたいんだ。」
「どうして一方的に、機械的に話すんだろう。私のような悩みを持つ患者の話、聞いてるんじゃないの?」
内心そんなことを考えていたはず。

共感して欲しいだけで、本気じゃなかったのかもしれません。
医者が必要だとしたら心療内科の方が良かったのだろうといまは思います。

結局風疹の検査をしただけで、通うのはやめてしまいました。

なんとかしたい。タイミングを極めろ(笑)

医者に通うのをやめる代わりに、自分で積極的に情報収集するようになりました。

周期と基礎体温で見ているタイミングではずれてるんじゃ?と、自主タイミング法の精度を高めるべく、排卵検査薬を買いに走りました。

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どの薬局でも置いているというわけではありませんので、事前に調べて行くことをお勧めします。
いくつか種類があり、画像のようにラインのチェックをするものもあれば、デジタルで判断し排卵日にはスマイル(ニコちゃんと呼んでいました)マークが出るようなものもありました。商品によりロットが異なりますが、1周期あたり3,000円くらいの負担でしょうか。

この間、インフルエンザにかかったりひどい体調不良はあったものの、生理は毎回同じサイクルでやってきました。
排卵検査薬で見たタイミングも、そんなにずれていないようです。

今回もバッチリ!と思いながらくりかえずも……募る無力感。神頼みで水天宮にお参りに行ったのもこの頃でした。
自分で時間を浪費しているような気がして、(嫌でも)専門的な治療を受けるべきではないかと夫に相談しました。

夫としてはもちろん子供は欲しいし、私が決めたことならいいんじゃないかというスタンス。

ただ私自身が、自分の子どもを産みたいという気持ちへ不信感を持っていて、何度も話がループします。

原因をきちんと知るために、真面目に通って話を聞こう。

そう気持ちが整理できるまで、不毛とも思える話し合いが延々続きましたが、辛抱強く付き合ってくれた夫のある行動が私を動かしてくれました。

第3段階に続く