妊活奮闘記

体外受精のリアル:胚盤胞移植日までのカウントダウン

前回は、体外受精により受精障害が発覚したこと、顕微授精した方の受精卵が胚盤胞凍結まで到達したところまでお話しました。

その後、移植のスケジュールを立てると言いながらアップデートせず失礼いたしました(汗)。

移植はどうなった?生理を起こして調整開始

このブログを続けて読んでくださっている方はお気付きの通り、私は5月後半、ハンガリー旅行に行ってきました。
このまま順調に妊娠してくれたなら、今のうちに行っておかないと次はいつ行けるかわからない・・・そんなことを考えての企画実行です。

病院へは旅程をあらかじめ伝えていました。
採卵後初めての生理が来たところで具体的な相談を行い、ピルで一度旅行前にリセットした上で、旅行中から処方された薬を飲みながら環境を整えることになったのです。
おかげで旅行中はほぼ生理期間と重なることになったわけですが、それは仕方ない。
(ハンガリーは温泉大国。入れなかったのが少し残念でしたね)

生理が始まってから3日目から飲み始めて、7日目からはこっちを倍量で…と細かな指示で薬が処方されます。もう1年以上服用している漢方薬にプラスで、飲み薬と貼り薬が1種類ずつ登場です。

・ジュリナ(飲み薬):

女性ホルモンを補充して子宮の状態を改善します。

・エストラーナ(貼り薬):

皮膚に貼付することで、エストラジオール(女性ホルモンの一つ)を吸収します。

エストラーナ

貼り薬はお風呂に浸かってもはがれない優れもの。でもうっかり下着のキワに重なったところはさすがに途中で痒くなり、大雑把に貼るもんじゃないなと思いました(笑)。

帰国後は1日おきに採血=ホルモン数値チェック!!

もう、書いてある通りです。
帰国翌日から一日おきに通院し、その都度採血を行います。

この期間に何をするかというと、子宮の内膜の厚さがとホルモン数値のチェックです。
採卵前に卵胞がいくつみえるか、どれだけ大きくなっているか計測していたのと同じように、内膜の厚みを計ります。一日置きに1.5〜2mmずつあつくなっていき、10mm以上は欲しいね、と言われていた数値には到達しました。
ただ、ホルモンの数値が途中で突然上がらなくなって、移植の予定日が後ろにずらされました。
この二つの数値が好条件に揃わないと、せっかくいい状態の胚盤胞を戻すのに万全ではないという判断なのでしょう。移植の日程も、数値が上がっているのが確認されるまで決まりませんでした。(貼り薬をさらに増やしたところ、次の機会に一気にアップしていたので、ほぼ数日待った程度です)

移植日が決まったら、プロゲストン注射開始

漢方薬1、飲み薬1、貼り薬5枚の状態でしたが、移植までの4日間は、さらに薬が増えます。

・プロゲストンという注射:

内膜を着床しやすい状態にするため移植日まで毎日通院し、注射します。排卵を促進する薬と同じように筋肉注射ではあるのですが、どろっとしていて、打つ時より後から鈍い筋肉痛が感じられるような違いがあります。

・デカドロン:

着床しやすい内膜作りのため男性ホルモンを抑える作用があるそうです。

・フロモックス:

抗生剤です。

服用が一日3回のものと2回のものがあるので間違わないようにしなきゃ…とピルケースに1回分ずつしまい、持ち歩いています。

これで準備万端!指示通りに通院し、移植を待つのみです。

移植後も通常通り活動して構わないとのことでしたが、いざ「移植」してもらった後はドキドキの毎日ですね。とりあえず、移植直後の週末は妊婦のつもりで忙しくしないよう、緩やかに生活するつもりです。