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年に一度。父と節目の花見を振り返る〜車椅子で行く花見で気をつけたいポイント

年に一度。父と節目の花見を振り返る〜車椅子で行く花見で気をつけたいポイント

こんにちは。5887です。

仕事や家庭の用事が立て込んでしまい、久しぶりの更新になってしまいました。

関東圏は先週末が桜のピークだったようですが、お花見はされましたか?
私自身はビニールシートをひいて大勢でワイワイお酒を飲んで、というのは苦手で(というかやった記憶があまりない)恋人や少人数の友人と語りながら眺めるくらいが好みです。
今回も週末は、施設に入所する父を連れ出して家族でお花見をしてきました。

sakura_viewing

花見スポットと定めた場所には、小さな先客がいました。

毎年恒例。父とのお花見

父は要介護3、自発的に動くことが減り嚥下能力も落ちている状況です。
一昨年骨折をしてからは車椅子を押してもらう生活に慣れてしまっていて、体を動かすのは一苦労。
食事の際は注意深く見ていなくてはいけませんし、移動やお手洗いも車椅子を前提に考える必要があります。

冬場はインフルエンザの流行などを避けるため、施設からの外出が許可されない父。
それでも、季節の移ろいを感じさせる桜を家族で眺めるのは、1年の変化を追う良い節目でもあるように思えて、私がキーパーソンになって4年間、毎年必ず一緒に桜を見に出かけています。

今年もさいわい近場にバリアフリー完備の県立公園があったので、散策(車椅子を押してですが)をし、作ってきたお弁当を食べながら山桜を眺めるというささやかなイベントを楽しんできました。
ちなみに、手作りのお弁当でという本格的な花見は、夫やとても優しく気遣いある義父母の助けがあって実現した昨年からのイベントです。

picnic2

義母と私と夫と総力で手作り弁当。キャンプ用のテーブルが大活躍です。

picnic1

もちろん行楽グッズは100円ショップで。

車椅子の同伴者を連れて行くための確認ポイント

車椅子って自分の身近で使う人ができて初めて気づくことが多いのではないかと思います。
お子さんがいらっしゃる方はベビーカーなどでも似た経験をされているかもしれませんが、
思いのほか些細なことが障壁になって気持ちよく過ごせなかったり。

「さあ、花見に行こう!」となってもどこに連れて行くかはちゃんとリサーチが必要です。
1、機能上の要件
・駐車場があること
・身障者用の駐車スペースがあるとなお良い
・園内の通路にはスローブが完備されている
・多目的トイレが複数ある(大きさによりますが)

2、全体的な公園の雰囲気が目的に適しているか
小さい子がたくさんいるような賑やかな公園が好きだという方も、遊具や噴水などは落ち着かないので、綺麗な植物を目でゆっくり楽しみたいという方もいらっしゃるでしょう。
ただ、ひとつ言えるのは花見のメッカは避けたほうが無難だということです。ワイワイガヤガヤ、大混雑の中でただでさえ身動きの取れない高齢者を連れ歩くのは連れて行くほうも連れて行かれるほうも消耗するだけです。

3、目的地までの移動手段と時間(距離)
普段から外出されている場合には慣れっこかもしれませんが、何で移動するのが良いかもその方の身体状況と合わせて重要な確認事項です。
・車の座席へ移れるか否か
・座席に座れる場合、車椅子を収納可能か
(座席の位置も高すぎないほうが乗り込みやすいです)

車の座席への移動ができない場合は、介護タクシーなどを手配する必要があります。
座席に乗り移れるのであれば、車椅子を一緒に移動させられる車を手配しておきましょう。
同じ体勢を続けるのが苦しかったり、頻繁にお手洗いに行きたくなったりすることも考えられるので移動時間は短いに越したことはありません。

4、下見をする
必ず事前にシミュレーションしておいたほうが良いです。
管理事務所などがあれば、担当者の方に事前に話を聞いてみることをお勧めします。
普段の混み具合や良い時間、同じような方の利用があるか、など。

私たちは昨年、夫の実家付近で同じように花見をしたのですが、移動距離が長かったことで
父は大分疲れてしまいました。そのため、今年は近場で設備の整った公園を探したのです。

趣旨は花見なのですが、もはや桜は見られれば良いくらいになっていますね(笑)。
施設に外出の届け出をして近場の公園をググり、今年私たちが見つけた場所は「県立 東高根森林公園」でした。

県立 東高根森林公園について

東高根森林公園は川崎市のほぼ中央部、多摩丘陵にあります。
弥生時代から古墳時代にかけての竪穴住居跡や学術上価値の高いシラカシ林(推定樹齢150~200年)があることから史跡・天然記念物として県立都市公園として整備されているとのこと。
ホームページも整備されています。
事前に問い合わせの電話をかけたときの管理事務局の方の対応がとても良く、印象に残りました。
駐車場の大きさや身障者用の駐車エリアのことや多目的トイレの数、スローブについてなど質問に的確に回答してくださいます。きっと慣れていらっしゃるんだろうなと安心しました。

機能上の要件は全てクリア。

公園の中の景色はどんな感じか人がどの程度いるのか、きちんと見てこようと1週間前に夫と下見に出かけました。

様々な花や樹を楽しむことができる素敵な公園です。
子供が遊ぶ広場もあれば、芝生公園、花木を楽しむ広場、森林、湿性植物園など、一周するとかなり楽しめます。起伏はありますが、きちんとスローブで周回できる形に整備されていました。
下見の時はコブシが満開を過ぎた頃。
山桜はちらほら、「あ、あるかな・・・?汗」という程度ではありましたが、大丈夫。
ちゃんと本番では綺麗な桜を眺められました。

来年もまた家族みんなでゆっくり桜を眺めて歩けるように願ってやみません。

なんだか、地元ネタのようになってしまいましたね。でも、同じように車椅子の方を連れて散歩に出かけたいと考える方にはおすすめの公園です。
県立公園に限らず、バリアフリーを意識して作られている公園は、調べればきっと見つけられると思います。
お年を召したご家族とのお出かけを計画する際には、ぜひ上にあげたポイントも参考にしてみてください。

おまけ〜グルメ情報

東高根森林公園の入り口そばには美味しいうなぎ屋さん「てらしま」があります。
こちらもバッチリ下見、いや、味見してきました。
フワッフワの鰻とお米がベタつかない程度にしみた絶妙なタレの味。
お昼と夜と二部制で営業しているようですので、特別なお出かけの際にはぜひ!
カウンターと掘りごたつの座席が用意されていて落ち着いて過ごせます。

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